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安全を心がけるために

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薬の種類を把握

三環系抗うつ剤などの抗うつ剤ですが、何も問題のない神経伝達物質の受容体にまで作用してしまうので、副作用がやや生じることがあります。副作用の一般的な症状には何があるかというと、抗コリン作用と言われていて、アセチルコリンがアセチルコリン受容体とつながるのをくい止めることで、生じてきます。結果としては、アセチルコリンが関係する神経がきちんと動かなくなり、眠気や口の乾きなどが症状として出やすくなります。その一方でSSRIに関しては、セロトニン受容体に絞って作用するので、コリン作用が現れないという特徴を持っています。ですが、SSRIというのは、副作用がゼロというわけではありません。最初は胃が少しムカムカするなどの症状が出ますが、やがて副作用は体に慣れてきて、気づいたらその症状は消えてなくなります。三環系抗うつ剤のような今までの抗うつ剤と比較しても、SSRIは効果を発揮するまで若干長く時間がかかってきます。三環系抗うつ剤ですと、薬を服用してから一週間から二週間程度で効果が感じられますが、SSRIの場合は二週間から四週間ほどかかります。けれど、この期間に関しては薬のタイプやその人により、大きな差が出てきます。早く効き目が現れる方であれば、一週間から二週間でその効き目は感じられるでしょうが、一ヶ月から一ヶ月半近くかかる場合もあるでしょう。それから、頭に入れておきたいことは、抗うつ剤に関しては初めから治療容量を服用できるとは限らないので、時間をかけて行うことが重要です。一般としては、まずは少ない量から服用をスタートし、一ヶ月間様子を見てから治療容量までアップさせていきます。おそらく、量をアップさせてからが、効き目がわかりやすくなるでしょう。また、脳の中にあるセロトニンの濃度が適切になり、その濃度が定まってくるのはおよそ一年ほどかかると言われています。これにより、抗うつ剤に関してはドクターのアドバイスをしっかりと頭に入れながら、自身の判断で服用したりしなかったりということが起きないよう、気をつけることが大切です。