医師

減らすと改善することも

薬

自分の意思を伝えて

服用する薬というのはなるべく少ないほうがいいと考える人は多いです。病気を治したいのはもちろんですが、一方で抗うつ剤の副作用が気になるというのも正直なところです。長年、抗うつ剤を飲み続けることは間違っていないのか、不安になる人も多くいます。うつ病の場合、抗うつ剤とともに複数の種類の薬が処方されることが多く、中には7種類も飲んでいるという人もいます。それが、1種類にしたら症状が改善したという例もあるのが実情です。うつ病の場合、症状が改善してから半年間くらいは薬を飲み続けるのが基本と言われています。日本ではいくつもの抗うつ剤を処方されることは珍しくありません。しかし、薬の大量処方や漠然とした服薬こそが、気分の落ち込みや日常生活を困難にしている原因になっているという人も中にはいるわけです。第三世代といわれる新しい抗うつ剤SSRIは脳内物質のセロトニンに作用します。第四世代のSNRIはセロトニンとノルアドレナリンに作用し、これらの薬はほかの薬と比べて副作用は少ないです。とないえ、吐き気やめまいという副作用があり、それをきつく感じる人もいます。本来ならば1製品しか飲まないのですが、SSRIの複数の製品を服用している人もいます。複数の抗うつ剤を使用することで副作用のリスクが高まるケースもあります。それは、脳内でセロトニンの動きが高まることにより起こるもので、これらの改善のためには、処方の単純化や単剤化がカギになりますが、すぐに服用をやめることはできないわけです。基本的には1週間から2週間ごとに少量ずつ薬を減らしていくことになります。薬によっては服用量が減少したことにより不快感がでてきてしまうこともありますので、勝手に薬の量を減らしたりせずに、医師の指示の下で減らしていくことになります。どの薬を減らすかの判断は、その効果と副作用の重さによって決められますので、服用時の情報法を提供することが大事です。今飲んでいる抗うつ剤の効果というのは、本人がもっとも実感し、直感的にわかっています。薬を減らしたいという希望はきちんと主治医に伝えることが重要です。